熟成された癖の強い「中島屋」に合わせるのは、香り豊かでさっぱりな「焼き下仁田ネギのピクルス」。
使用したのは王道スパイス、クミンとコリアンダー。味の濃いお酒✖️さっぱりしたおつまみと、真逆の味わいながら、それぞれが持つ旨味と複雑みが寄り添ってくれるペアリングです。
<中島屋酒造場「中島屋」(山口県)>
創業1823年。
万人受けよりも、10人いたら1人がものすごく気に入ってくれるようなお酒を目指し、なるべく濃いお酒、飲みごたえのあるお酒をと、現・杜氏の中村氏をはじめとした蔵の人々が実直にお酒づくりに取り組んでいます。
今回の中島屋は熟成から来る力強さのあるお酒。
多くの要素が含まれた味の中には醤油やオイル分を感じさせつつ、一方で香りの中に微かに爽やかな要素も感じさせます。
<焼き下仁田ネギのピクルス>
肉厚な下仁田ネギをオーブンで芯まで焼き上げ、しょっつると王道スパイスを加えたピクルス液で漬け込みました。
使用したスパイスは、クミンとコリアンダー。焼きネギの甘く爽やかな風味と香ばしさを生かしてくれる、香り高い組み合わせです。
お好みで鰹節をのせてもOK。鰹節の燻製香が和のテイストを強め、日本酒とピクルスをつなぎ合わせてくれます。
癖の強い「中島屋」の濃い旨味を味わった後は、さっぱりの中にスパイスの複雑みが加わった「焼き下仁田ネギのピクルス」で、口の中を爽やかにリフレッシュしてみてください。